今日は無敵について解説します!
僕が格闘ゲームを始めたとき、
周りの人は当たり前に「昇竜」や「無敵」という言葉を使っていました。
ブレイブルーというゲームが、私が初めて触った格闘ゲームなのですが、
「昇竜って昇竜拳のこと?ストリートファイターの技だけど、このゲームにはないよ?」ってずっと思ってました。
時間が経つと、昇竜とは無敵技のことであることが分かるんですね。
無敵技という要素は、格闘ゲームをプレイするにあたり避けては通れない重要な要素です。
そんな無敵技について、分かりやすく解説していきます。
- 分かりそうで分かりくい、無敵技のメカニズムを解説します。
- 無敵にはいくつか種類があります。種類ごとに解説します。
- 無敵技のリスクや、メリット、デメリットを分かりやすく解説します。
無敵技(昇竜)の概要
格闘ゲームの一部の技には無敵という属性が付与されている技があります。
代表的な技が「昇竜拳」です。
「無敵」というワードが、なかなかイメージ出来ないと思いますので、
以下の画像をご覧ください。
リュウが無敵技を出していて、ケンが通常技を出しています。
画像を見ると分かる通り、ケンの技は既に攻撃判定が出ている状態です。
ただし、リュウは攻撃を受けていませんね。
無敵技と通常技がかみ合うと、こういった状態になります。
この後、ケンはもちろん…
こうなりますね…!!
結論、無敵技と通常技がかみ合うと以下の結果となります。
・通常技を出した方が一方的に負ける
・無敵技を出した方が一方的に勝つ
「じゃあ無敵技を振り続ければ勝てるじゃん!」と思いますが、そう単純ではないのです。
深く解説していきます。
無敵技のリスク・リターン
無敵技は防御の際に使われることが非常に多いです。
その理由は、リスクが大きいからです。
先ほどは、通常技と無敵技が嚙み合ったパターンをご紹介しましたが、
もし無敵技がガードされてしまったらどうでしょう。
見ての通り、隙だらけです。
これだけの隙があると、確実に最大効率のコンボを決められてしまいます。
ただし、攻撃がヒットすると
相手の攻めを強制的に終わらせられるため、メリットも大きいことは事実です。
ガードされたら死ぬ。通ったら攻守逆転。
これが駆け引きを加速させ、格闘ゲームのスパイス的な要素になっているんです。
無敵の持続時間
無敵になるのは分かりましたが、無敵状態が持続するフレームが限られています。
つまり、昇竜拳を出したあと、技の出始めから終わりまで無敵ではありません!
いつからいつまで無敵であるかについては、技によって異なるため、
各自でフレーム表を見て調べて頂ければ助かります!
フレームって何?という方は、以下の記事にて解説してます。
無敵の種類
無敵技にはいくつか種類があります。
今まで解説していた「昇竜拳」は、「全身無敵」と呼ばれます。
「全身無敵」を含む、無敵技をご紹介します。
上半身無敵
上半身無敵は「空中攻撃」に対してのみ無敵となります。
※ゲームによっては、空中攻撃に必ず勝てるシステムのものもありますが、
攻撃の深さによって、足元は無敵ではないのでダメージを受ける場合もあります。
ストリートファイターで上半身無敵は思いつかなかったので、ギルティギアで解説します!
ソルが空中攻撃を出しているときに、シンが上半身無敵の技を出しています。
以下のように、上半身無敵を出している側が一方勝ちします。
足元無敵
足元無敵は、下段攻撃など低位置に対しての攻撃のみ無敵となります。
以下の画像では、リュウが竜巻旋風脚を出すところなのですが、
ケンのしゃがみ中Kに対して、一方勝ちしてます。
モーションとして浮いている、空中判定の技が多い印象です。
▲ リュウが竜巻旋風脚を出すところです。
ケンのしゃがみ中Kが空振りしてますね。
当然…
こうなりますね!
投げ無敵
投げ無敵は「投げ」に対してのみ無敵となります。
※コマンド投げについては、ゲームによって負けることもあるかもしれないのでご注意ください。
以下の画像では、リュウが竜巻旋風脚を出すところなのですが、
ケンの投げに一方勝ちしています。
当然…
こうなりますよね!
飛び道具無敵
飛び道具無敵は「飛び道具、弾」に対してのみ無敵となります。
ケンの波動拳がすり抜けて、リュウの竜巻が一方勝ちしてますね!
全身無敵
冒頭で説明した、「昇竜拳」が該当します。
全身無敵は、その名の通り「敵の全ての攻撃に対して」無敵になります。
画像では冒頭にて説明しましたので、割愛させていただきます。
最後に
今回は無敵技について解説しました。
全身無敵の昇竜拳については、リスキーであるが故にプレイヤーのプレイスタイルが顕著に表れる要素でもあります。
人によっては、無敵技を多用する人もいますが、そういった人に限り、「ガードされそう」という嗅覚が鋭い印象があります。
プレイヤーによってプレイスタイルが全然変わる格闘ゲームは、やっぱり面白いですね!
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